ニュース

中国人を入国禁止に日本はなぜしない?理由は経済効果やWHOが影響?

中国(武漢市)で発生した新型肺炎。

世界中に感染が広がっており、肺炎による死者が1000人以上、感染者は60,000人を超えました。

そんな状況に、日本では中国人の入国禁止を求める声もあがっています。

この記事では、新型肺炎の拡大で気になる

中国人を入国禁止に日本はなぜしないのか?

についてまとめて見ました。

中国人の入国禁止を北朝鮮が発表

1月22、北朝鮮は「中国人観光客の入国禁止を発表しました。

北朝鮮が「武漢肺炎」の自国内拡散を防ぐために中国人観光客入国を禁止した。

21日北京消息筋などによると、中国内北朝鮮専門旅行会社は最近北朝鮮当局から中国旅行客の入国を中断するという通知を受けた。

新型コロナウイルスである「武漢肺炎」の拡散を防ぐための措置だった。ある旅行会社関係者は「20日、北朝鮮側から突然通知してきた」としながら「武漢肺炎のせいで北朝鮮は関連ワクチンが開発されるまで中国人観光客の入国を無期限中断することにしたという内容だった」と話した。

 ヤフーニュース引用

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000022-cnippou-kr

早々に中国人観光客の入国禁止を判断した北朝鮮。

主な理由を要約すると

  • 伝染病予防システムが脆弱
  • 治療薬や予防技術の不足

北朝鮮は、伝染病予防に対する技術が弱いことを認識し、入国禁止が最善!

と判断したということですね。

北朝鮮は、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の時も、対応が早く、SARSの影響をほとんど受けなかった国です。

独裁政権ということもありますが、この判断の早さは見習うべき所があるのではないでしょうか。

中国人を入国禁止に日本はなぜしない?理由は経済効果やWHOが影響?

中国人観光客からの収入(インバウンド消費)が凄い

インバウンドとは?

インバウンド(inbound)は、外から中に入ってくるという意味。

インバウンド消費とは?

『海外から訪れる観光客の消費活動』を意味します。

日本製品の信頼性は世界でもトップレベルの位置づけです。

ご存知のとおり、中国人観光客は、そんな安全で信頼性のある日本製品が大好きです!

観光に来て多くの日本製品を沢山購入してくれます・・。

それは非常にありがたいことですよね。

その経済効果は・・

  • 2014年:5,583億円
  • 2015年:14,174億円
  • 2016年:14,754億円
  • 2017年:16,947億円
  • 2018年:18,844億円

出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査

中国からの観光客は年々増え続けています。

2018年には約830万人の中国人観光客が日本を訪れました。

そして、2018年のインバウンド消費は、

18,844億円 にもなります。

中国人観光客の一人あたりの消費額は約20万円〜23万円ともいわれ、うち約50%を買い物で消費してくれるという・・。

マナーうんぬんもありますが、とにかく・・

お金を沢山使ってくれます💧

韓国も中国同様、日本でのインバウンド消費が多い国です。

しかし、2019年は日韓関係の悪化により大幅に客足が減少・・。

今までのような消費が見込めない状況になっています。

  • 韓国人観光客の収入は減る一方・・
  • 中国人観光客を入国禁止にしたら更に減る

その影響は、やはり大きいですよね・・。

既に日本に観光に来られる方は、航空会社、旅行会社、宿泊先等に予約をされているでしょうから多大な影響がでます。

こうした背景が、入国禁止にできない理由の一つと考えます。

入国禁止に出来る判断材料が不足?

1月23時点でWHOは緊急事態宣言を見送っていました。

この時点で、

  • 中国での感染者は約520人(死者17人)
  • 日本の状況は、感染者0人(死者0人)

日本は感染者も死者も出ていない状況でしたから、中国人の入国を禁止するという判断は難かったようです。

ただ、日本は中国の春節で、多くの中国人観光客が来ることは分かっていたはずなんです・・。

このあと、日本にもコロナウイルスの感染が拡大していきます。

1月30日のWHOは、新型肺炎の緊急事態宣言を発表しました。

世界保健機関(WHO)は30日夜(日本時間31日未明)、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言した。

日本経済新聞

緊急事態宣言の前提条件は

「国際的な公衆衛生上の脅威となり得る」かに主眼が置かれています。

  • 事態が深刻か
  • 予測不能ないしは異常事態か
  • 国際的に広がる可能性があるか
  • 交通や貿易などを制限すべきか

緊急事態が宣言されると、加盟国は24時間以内に

  • 空港や港等の検疫強化
  • 渡航制限の強化
  • 水際対策の強化

等が求められます。

WHOの緊急事態宣言後、日本は中国からの入国拒否を発表します。

しかし、日本はWHOが緊急事態宣言を発表しても、中国全土を対象とした入国禁止措置は取りませんでした。

入国拒否の条件は以下の人が対象

2月1日〜

  • 入国申請日の2週間以内に中国・湖北省に滞在していた外国人
  • 湖北省発行の中国旅券を持つ外国人

2月13日〜

  • 感染が広がっている浙江省も対象地域に

日本の対応は、中国で感染者が多い地域に限定しているんですね。

 

各国の状況を見ると

  • ・北朝鮮は早々と入国禁止を判断
  • ・フィリピンは湖北省からの入国を禁止
  • ・ニュージランドは中国を出国する人の入国を禁止

等々・・

各国によって条件は様々です。

WHOの緊急事態宣言そのものには、各国への注意喚起や取り組みを促す狙いがあります。

しかし残念ながら強制力までは持っていないんですね。

よって『最終的な判断は各国に委ねられる』ということになります。

ただ、緊急事態宣言が出さると、ある意味で大義名分が得られます。

この宣言で日本は、相手国(中国)にあまり忖度せず、入国拒否等の措置が取りやすくなったことは事実だと思います。

何かと対応が遅いと騒がれる日本政府。

WHOが中国に忖度気味な状況や、他国の様子を伺いつつ・・。

結局の所『政府が批判されない材料がないと禁止措置が取れない』ともとれます。

中国全土からの入国禁止となると、もっと強烈な材料が必要ということでしょうか・・。

日本と中国の友好関係の維持

k181012_02.jpg

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/307196.html

安易に中国人を入国禁止にしない理由の一つとして、友好関係の維持があります。

年々、日本への中国人観光客が増えています。

また、交流の機会が増え対日感情も改善されてきています。

直近数年では、両首脳が往来するくらいまで日中関係が良化してきています。

こうした友好関係の維持も、入国禁止しにしない理由の一つとして考えられます。

【まとめ】中国人を入国禁止に日本はなぜしない?理由は経済効果やWHOが影響?

拡大する新型肺炎で、中国人を入国禁止に日本はなぜしないのか?

について、記事を書かせて頂きました。

中国人を入国禁止に日本はなぜしない?

  • 中国人観光客のインバウンド(経済効果)が凄い
  • 判断材料が不足
  • 日中の友好関係の維持

中国人を安易に入国禁止にしない背景には、こうした理由があるのではと思います。

WHOも様子見から、緊急事態宣言を発表しました。

日本も条件付きで『湖北省浙江省からの入国拒否』の判断をしました。

今後も日本が出来るベストは尽くしてもらいたいと思いますが、

それに頼りすぎない個人の意識や行動も重要と感じます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

『新型肺炎』死者数・感染者数の推移は?国別の情報まとめ中国武漢市で発生した新型肺炎(コロナウイルス) 感染者は中国以外の地域でも確認され、死者数は全世界で9万人を超えました。 こ...
『新型肺炎』中国の春節はいつから、いつまで?観光客(旅行者)は何人に?中国(武漢市)で発生した新型肺炎。 現在も感染が広がっているようです。 これから、いよいよ中国の春節を迎えます。 心配...
新型肺炎いつまで?終息はオリンピック頃か?SARS・MERSから予測!中国(武漢市)で発生した新型肺炎(コロナウイルス) 日本でも神奈川県の男性から陽性反応が確認され、その後も感染が広がっています。 ...
新型肺炎『コロナウイルス』に心配・不安の声?入国禁止もある?中国(武漢市)で感染が広がっている新型肺炎(コロナウイルス)。 日本でも、武漢から帰国した、神奈川県30代男性から陽性反応が確認さ...
『新型肺炎』子供への感染は「ある?」感染者の症状や年齢・特徴は?中国(武漢市)で発生した新型肺炎。 感染者は中国以外の地域でも確認され、世界中で2000人を超えています。 傾向としては、高...