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八潮市で食中毒!原因は何?学校給食でノロウイルスか【埼玉県】

2020年6月、埼玉県八潮市の小中学校で複数の児童が下痢等の症状を訴え、給食による食中毒の可能性があるとみて調査が進められています。

対象の学校は八潮市内にある小中学校15校。

症状のあった児童や生徒は6月29日〜30日にかけて学校を欠席されています。

これまでに入院した生徒もいるようですが、命に別状はないとのこと。

八潮市の食中毒(腹痛、下痢の症状等)は一体なにが原因だったのでしょう・・。

この記事の内容

  • 八潮市の学校給食で食中毒か?
  • 食中毒の原因は何か?
  • 世間の反応

八潮市の学校給食で食中毒か?【埼玉県】


6月27日から28日にかけて、埼玉県八潮市内の小中学校に通う生徒が腹痛や下痢の症状を訴え、医療機関を受診していたことが29日に明らかになっています。

対象の学校は八潮市内にある小中学校15校で、給食を提供していたのは、市内にある東武給食センター。

生徒の中には救急搬送された生徒もいたようですが、命に別状はなかったと報道されています。

6月29日には、377人の児童や生徒が学校を欠席。

6月30日には、281人の児童や生徒が学校を欠席しています。

現在、6月26日に提供された学校給食に原因がなかったか等、食中毒の可能性含め調査が進められています。

八潮市で食中毒!原因は何?学校給食でノロウイルスか

食中毒の原因等について公表されていませんが、当日の献立や、過去に発生した食中毒の原因について調査してみました。

6月26日の八潮市学校給食の献立は?

まず、6月26日に提供されたと見られる給食のメニューを調べてみました。

↓6月26日の給食の献立↓

主食:ごはん

おかず:鶏の唐揚げ、ツナじゃが、海藻サラダ

スープ:味噌汁

材料名(血や肉や骨になるもの)

牛乳、鶏肉、ツナ、海藻ミックス、わかめ、味噌

材料名(体の調子を整えるもの)

にんじん、玉ねぎ、いんげん、キャベツ、コーン、だいこん、こまつな

材料名(熱や力になるもの)

お米、小麦、油、さとう、じゃがいも、和風ごまドレッシング

引用元:令和2年 八潮市小学校、中学校給食の献立

献立にあった食材の中に腐りやすい食材はあったのでしょうか・・。

どれもしっかり加熱していれば食中毒になる可能性は低そうです。

献立の中にはサラダもありますね・・

火を通さない食材が原因だったのでしょうか・・

又は調理方法に問題があったのか・・。

過去の学校給食で食中毒の原因になったのは何?

過去の学校給食における食中毒の発生状況を見ると、平成23年以降、特にノロウイルス菌による食中毒が多く発生しています。

また、発生源は調理場以外が多く、食材についてはショートケーキや食パン等、様々な食材から発生しています。


年度
原因菌等 発生年月日 有 症 者 数 発生原因 発生施設
児童生徒 教職員等


26

ノロウイルス 平成27年1月19日 174名 8名 不明 調理場以外
ノロウイルス 平成27年2月18日 37名 3名 ショートケーキ 調理場以外


25

ノロウイルス 平成25年6月29日  55名 5名  不明 単独校
ヒスタミン 平成25年11月15日 16名 5名  冷凍いわし団子 調理場以外
ノロウイルス 平成26年1月14日 1,184名 87名 食パン 調理場以外
ノロウイルス 平成26年1月24日 280名 5名 不明 調理場以外


24

ノロウイルス 平成24年11月4日 68名 5名 不明 単独校
ノロウイルス 平成24年12月3日 429名 43名 餅菓子 調理場以外
ノロウイルス 平成24年12月13日 153名 9名 コッペパン 調理場以外
ノロウイルス 平成24年12月21日 59名 13名 プリンアラモード 調理場以外
ノロウイルス 平成25年1月31日 248名 38名 不明 共同調理場


23

ヒスタミン 平成23年6月9日 12名 0名 かじきのみそ チーズ焼き 単独校
ノロウイルス 平成24年1月19日 90名 4名 背割りパン 調理場以外

引用元:JAPAN SPORT 学校安全web

ノロウイルスは『キザミのり』からも検出

平成29年2月に発生した、ノロウイルスによる集団食中毒。

この時は、複数の小学校児童と教職員(約1,000人)が腹痛や嘔吐などの症状を訴えています。

その後の東京都の調査により、この原因が、本市の学校給食共同調理場から提供した学校給食に起因したノロウイルスによる食中毒と断定されました。さらに、2月16日(木曜日)に提供した親子丼に使用した「キザミのり」から、患者のふん便等から検出されたものと同じノロウイルスが検出されたと発表されました。

引用元:立川市教育委員会

ちょっと考えにくいですが、親子丼に使用した『キザミのり』からノロウイルスが検出されています。

『キザミのり』は、大阪市の食品会社のものでしたが、その食品会社は別業者に作業を委託していました。

その後の調査で、委託先の業者が不衛生な状態で作業を行っていたことが判明しています。

過去のデータからは、ノロウイルス菌から食中毒に至ったケースが多く見られています。

今回、八潮市で発生した食中毒(調査中)は、ノロウイルスなのか・・。

調査結果が待たれますが、可能性としては高いかも知れませんね。

6月以降に増える食中毒は?

ノロウイルスだけでなく、6月頃から増えはじめるのは「細菌性の食中毒」とのこと。

  • カンピロバクター
  • ブドウ球菌
  • ウェルシュ菌

梅雨時は気温が高く湿度が高いので、調理器具に付いた食品汚れ等から菌が増殖し易いと言われています。

カンピロバクター ブドウ球菌 ウェルシュ菌
特徴 空気にさらされると死滅するが、10℃以下のところでは生き続ける。 熱や乾燥に強く、酸性やアルカリ性が強いところでも増殖する。 空気のないところを好む。大量の食材を調理するときに起こりがち。
原因食品 鶏肉(刺身&半生製品)、牛生レバー及び加熱不足の鶏肉など おにぎり、弁当箱、菓子類など 肉類や魚介類を使った、たんぱく食品など
主な症状 下痢、腹痛、発熱、頭痛、悪寒、嘔吐など 悪心、嘔吐など。症状は通常24時間以内に改善する 腹痛や下痢、吐き気
潜伏期間 2〜5日間 0.5〜6時間 6〜18時間

引用元:全国健保保険協会

八潮市の学校給食で食中毒か?ネットの反応

『まとめ』八潮市で食中毒!原因は何?学校給食でノロウイルスか【埼玉県】

八潮市の学校給食で発生したと見られる食中毒について、引き続き調査が進められています。

過去の発生状況から見ると『ノロウイルス』などが原因として考えられます。

その他6月頃増加する

  • カンピロバクター
  • ブドウ球菌
  • ウェルシュ菌

O157やサルモネラ等も考えられます。

食中毒の発生は、7月〜9月(夏場)が最盛期と言われています。

予防策としては、

  • 新鮮な食材を選ぶ
  • 肉などはしっかり中心部まで加熱
  • 食事を作るときは清潔な手で
  • 調理器具もしっかり洗う

等が大切なようです。

学校給食に携わっている方も大変かと思いますが、衛生管理には充分気をつけて給食を届けてほしいと感じました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

追記:その後の調べで、病因物質が『病原性大腸菌』であることが判明されています。

症状がでた中学生からは、以下のような声が聞かれています。

「唐揚げがいつもはカリっとしているのに、ちょっとクニャクニャだった」。

https://www.j-cast.com/tv/2020/07/03389407.html?p=all

給食メニューにあった、唐揚げ(鶏肉)が、いつもより柔らかかったようです。

鶏肉の加熱が不十分だったのでしょうか・・。

しかし、専門家の見解を見ると、唐揚げが原因ではない可能性もあるとのこと。

  国際医療福祉大学の和田耕治教授は「今回は病原性大腸菌というところまでわかっているようなので、唐揚げが原因ではない可能性もあります」という。考えられる原因としては、「サラダの野菜に汚染された水が付着していた可能性があります」と話した。

引用元:J-CASTテレビウォッチ

病原物質が、『病原性大腸菌』ということまでは分かっているので、O157等が原因かも知れませんね。